Takahisa Mitsumori (mergrim) 2020年 年間ベストアルバム10選

mergrimのTakahisa Mitsumoriが選ぶ2020年アルバムベスト10。
ABC順です。


ベストアルバム10選

1. Arca / KiCk i
アルカ史上一番ポップなアルバム。 類まれなるセンスだけに頼らず狂気じみた集中力で練り上げられた 緻密なトラックと凄まじいボーカルやラップ。 これで人生狂わされるトラックメーカー多いんじゃないかと思いました。


2. AZU TIWALINE / MAGNETIC SERVICE
チュニジアの新世代アーティスト。 ダブテクノとミニマルそしてルーツミュージックのバランスが絶妙でした。


3. Beatrice Dillon – Workaround
PANからのリリース。UK在住?ベルリンでも先鋭的なイベントでよく見る印象です。 NY,ロンドン、ベルリンで統一テンポで録音されたオーガニック、電子、素材が 絶妙なバランスで仕上げられています。 音楽の素養ももちろんあるんでしょうが建築だったりアートからのアプローチでの ミニマルミュージックを感じます。参加アーティストもバラエティに飛んでて面白い。


4. cuushe / waken
大きな困難を経て、痛みや不安と戦ってきた彼女の<waken> 内省的だけど、芯なる強さ、優しさが溢れている作品だと思います。 トラックも今までで一番どんっとボトムがしっかりした様に感じました。


5. downy  / 17月
光栄なことに孤高のポストロックバンド、downyと共作させていただきました。 downyの新曲に、裕さんのこれまで録音されたギターのデータの一部を拝借し、 自分らしくアプローチしつつみなさんと作らせてもらいました。 今年一番気合い入れてつくったのでぜひ聞いてください。


6. Helios / Domicile
Goldmund、Mint Julep、SONO、Keith Kenniffなど多様な名義を操る彼ですが、 個人的にはHeliosの印象が大きいです。 Ghostly Internationalに移っての二作目は前作2続きノンビート。 優れた音楽家によるアンビエントアプローチは深みがあって没入できます。


7. Lyra Pramuk / Fountain
ベルリンベースの才女、Lyra Pramukのデビューアルバム、 NYでコンテンポラリーミュージックを学び、ベルリンで更に様々な音楽を吸収し、 アカペラをベースとしつつも電子音のアプローチも相当なこだわりが見て取れる作品。


8. marcos mezza / No Hay Escape
ベルリン在住チリ出身のピアニスト、marcos mezzaの原点回帰といえるミニアルバム。 丁寧に装丁された楽譜集とともに発売されています。 いま彼とのプロジェクトが進行中、来年には出せると思います。

9. Nils Frahm / All Melody
Tripping with Nils Frahmを聞いて選出しようとしたんですが オリジナルは未チェックだった2018発売のALL Melodyからが多かったのでこちらを。 とにかくmy friend the forestが好きすぎました。


10. Spangle call lilii line / SCLL
デザイナー、カメラマン、クリエイティブ・ディレクター兼ミュージシャンという 奇跡のバランスで成り立ってるバンドのベスト。一枚あると人生豊かになります。 きちんとリマスターされているので音質も最高。teslaという曲で一曲参加させてもらっています。


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